《厳戒態勢》
アリーナで『ラヴニカの献身』がリリースされて以降は1日1ドラフトが日課になっている。昨日は《厳戒態勢》デッキをドラフトし、5-0することができた。
非常に強力なエンチャントで、威力だけで言えば《野生の律動》に匹敵すると考えている。
アリーナドラフトでは不当に安い《野生の律動》だが、本当に強力なカードなので1週付近でピック出来るのはおかしい。僕は初手で申し分ないカードだと思っている。
現状マッチングするほとんどのグルールがこれをプレイしてくるので非常に厄介。早く適正な評価に落ち着いてほしい。
《厳戒態勢》ドラフト
今回使用した《厳戒態勢》はそんな《野生の律動》に勝るとも劣らぬカードパワーを有している。ただし《野生の律動》がクリーチャーでさえあれば何でも良いのに対し、《厳戒態勢》はタフネス偏重のクリーチャー構成を求められるので、ピックの制約に大きな差がある。
今回は2枚をピックできたので安心して寄せたクリーチャー構成を実現できたが、1枚だけの場合はやや不安が残る。そう言ったケースでは《可能性の揺らぎ》を採用するなどしてある程度キーカードに辿り着きやすい構成を目指したい。
通常のデッキで採用するとマナ効率の悪いドローソースだが、目当てとなるキーカードが存在するデッキであれば価値が増す。上記で述べた通り同デッキはタフネス偏重のクリーチャー構成となるはずなので、盤面が膠着しやすく、このようなドローソースもプレイする猶予が与えられやすい。遅い巡目で確保できるのも良い点。
《厳戒態勢》デッキを構築する上でベースとなるコモンクリーチャー群。基本的にはパワーとタフネスが2以上差が離れていて、回避能力を持つクリーチャーがバリューを出しやすい。
《厳戒態勢》デッキに限らず、アゾリウスは回避持ちクリーチャーを攻めの起点としたい。理由は相手の場に壁を残してしまうスペル2種が除去枠を占めているため。《法魔道士の束縛》を満足の行く量ピックできるかはカードの出方次第なので、依存したドラフトにならないよう注意したい。
パワー偏重のクリーチャーは価値が下がるので念頭に置く。
デッキに入れてはならない訳ではないが、枚数は抑えたいし、ゲーム中は《厳戒態勢》のプレイ前に相手クリーチャーとトレードする展開を考える必要がある。
《門道の密行者》はタフネス偏重かつドロー能力が有用で、《厳戒態勢》を探しに行ける。これを運用する場合は1色だけ噛んでいるギルド門でも投入する価値があり、それに合わせて同色の呪文のタッチを検討できる。
無理にタッチする必要は無く、必要性を感じた場合のみ。レアはタッチするが、アンコモンやコモンは考え物。
上記デッキも《オルゾフのギルド門》を2枚ピックできているが、黒いカードは採用していない。3ターン以内の青ダブルシンボルが2枚に白ダブルシンボルが1枚あるため、《沼》を許容できないためだ。