十種競技(デカスロン)
年末イベントとして開催された十種競技、またの名をデカスロン。
様々なフォーマットに触れ考える機会となり、非常にエンジョイできた。
①アルケミーBO1
1回目 アゾリウスコントロール 7-0
10種競技
— kenta harane (@jspd_) 2021年12月19日
1個目アルケミーBO1
1発7-0
このイベントのために真剣に調整したのでおススメです。 pic.twitter.com/fN2qNf48lN
アルケミーでの思考については以前記事にしたので、そちらを参照。
②『イニストラード:真夜中の狩り』3パック+『イニストラード:真紅の契り』3パック混合BO1シールド
1回目 6-3(白赤1-0 → 黒赤5-3)
2回目 7-1(青黒)
10種競技
— kenta harane (@jspd_) 2021年12月19日
2個目イニストラード混合シールド
1回目 黒赤 6-3
2回目 青黒 7-1
で抜け。7勝賭けで負けると気が遠くなる。 pic.twitter.com/1Jrjycd0UZ
未知のフォーマットだが、セットを跨いだ意外なシナジーがあったりして面白かった。今回のような計画されたものだけでなく、カオスドラフト or カオスシールドのようなフォーマットは定期的に開催してほしいなと思った。
③『イニストラード:真紅の契り』BO3ドラフト
1回目 5-0(青黒1-0 → 白黒4-0)
10種競技
— kenta harane (@jspd_) 2021年12月22日
4個目真紅の契りBO3ドラフト
1回目 5-0
メイン白黒
サイド青黒
でクリア。
ソリン感謝。 pic.twitter.com/UlB0nlmAZM
このセットは相当やり込んだ。記憶も新しく、戦略も固まっている。基本は白黒と青黒が強いので、ここに積極的に向かう。無理そうな時は流れの良いものを順当にこなし、運良く勝つことを願う。今回は環境最強の見解を持っている白黒を運良くドラフトでき、ボムレアのおまけ付きと言うことなし。
相手も強いデッキが多く思いのほか苦戦したが、なんとかクリア。
④新規プレイヤーデッキBO1
1回目 7-1(白緑5-1 + 青緑2-0)
10種競技
— kenta harane (@jspd_) 2021年12月21日
3個目新規プレイヤーデッキ
1回目
白緑 5-1
青緑 2-0
※途中でデッキ変更可能
で7-1でクリア
デッキごとの相性があるので今後メタゲーム(?)が変わる可能性があるけど、今はこの2つが強いと思います。 pic.twitter.com/EvsPvH3Brn
デッキ内にパワーカードが少ないので、ゲームが長期化しやすい。マナフラッド受けの多いデッキが良い。青緑と何度もマッチングし、強いと感じたので途中で乗り換えた。他には青黒か青赤か、とにかくドローソースのあるデッキが良いと思う。
⑤『ゼンディカーの夜明け』BO1・Botドラフト
1回目 白黒 2-2
2回目 青緑 0-3
3回目 黒赤 7-0
10種競技
— kenta harane (@jspd_) 2021年12月25日
6個目:botドラフトゼンディカーの夜明けBO1
1回目 白黒 2-2
2回目 青緑 0-3
3回目 黒赤 7-0
若干沼ったがなんとかクリア。
調べたらプレミアドラフトやってた当時も黒赤が強いっぽかった。他のアーキタイプの組み方を自分が理解していないだけかもしれないけど。 pic.twitter.com/H2HwKV2iDj
沼った。当時から苦手な環境だったのでとても苦労した。結果的には当時から唯一勝てていた黒赤をドラフトし、7-0した。《グロータグの虫捕り》《探検隊の勇者》らを《隠然たる襲撃》で押し込むビートダウン戦略が勝ちやすい。本当は白黒クレリックが強く、できればやりたいが、人気が高く難しい。今回のbotドラフトのAI評価も高かった。それでもいざできた時は強い。暇なのでクリア後にもう1度参加しプレイした際は白黒で7-1した。
暇だからデカスロンのZRNドラフトもっかいやって7-1
— kenta harane (@jspd_) 2021年12月26日
白黒は強い(がbotの点数が高いためやりづらい pic.twitter.com/COKGKT7oX4
⑥ヒストリックの職工
1回目 赤単バーン 7-2
10種競技
— kenta harane (@jspd_) 2021年12月24日
5個目:ヒストリック職工(コモン+アンコモンのみ構築、一部禁止あり)
1回目 赤単バーン 7-2
クリア。
この日のために結構研究したので、割とオススメ。昂揚バージョンと、ノー昂揚バージョンがあり、甲乙つけ難い。抜けたのは昂揚無しの方です。 pic.twitter.com/I5NwG9hJG1
このイベントのために練り込んだ赤単バーンでクリア。始めはイゼットで考えていたが、マナベースが弱く、タップインが一々つらい。単色で強いデッキが作れればそれが一番良いと思い模索したところ、赤単にも《表現の反復》が3種もあることがわかった。(盛り)
流石に質は劣るが、アドバンテージ力の高いデッキが組めた。得たアドバンテージをわかりやすく勝ち筋に変換できる。
⑦ヒストリックBO1
1回目 黒単パラドックス 7-1
10種競技
— kenta harane (@jspd_) 2021年12月27日
7個目:ヒストリックBO1
黒単パラドックス
1回目 7-1
クリア
BO1で8連続後手だったけど、キルターン安定してていけた。
パクトコンボをずっと調整してたけど、面白そうなデッキできて、そっち使ってしまったw
ヒストリックBO1は相性差が激しいので、コピーする場合は覚悟を持って! pic.twitter.com/hsqrvb2FwZ
ディミーアパクトをずっと調整していた(40ゲームプレイした)が、直前に見つけたデッキが面白過ぎて急遽乗り換え。楽しいデッキだった。
パラドックス無限に勝ち筋あって楽しい
— kenta harane (@jspd_) 2021年12月28日
カーンで貯蔵機ぐるぐるしたり、
アサーラックでダンジョン踏破しまくったり、
無限鍵で副陽したり、
旅人で無限にリミテッドクリーチャー並べたり。
ただ、おそらく強くはないw pic.twitter.com/4pq8xzivif
あらゆるデッキが混在する魔境なので、どんなデッキでも勝ち得るし、負け得る。弱いデッキを使わなければ何でもいいと思う。昔のモダンみたい。ただし、このデッキは決してベストデッキではない。楽しいだけ。
⑧アルケミー・シングルトンBO1
1回目 オルゾフミッドレンジ 4-3
2回目 オルゾフミッドレンジ 7-2
10種競技
— kenta harane (@jspd_) 2021年12月27日
8個目:アルケミーシングルトン
オルゾフコントロール
1回目 4-3
2回目 7-2
クリア
アグロ、特に白単をしばくために構築。先週の同フォーマットのイベントの際対戦相手の半分が白単だった。
ただ青系コントロールにはからっきしなので、相性差ゲーの覚悟は必要。 pic.twitter.com/k7iPOtEOwy
前週に同フォーマットでイベントを開催していた。30ゲームをこなし、半分を白単とマッチング。白単が最もデッキが強そうだったが、ミラー(しかもシングルトン)はやりたくなかったので、極端にメタったデッキを使用した。本番では全16回戦で5度マッチングし、全勝。
アグロ全般に勝てるように作ったつもりだったが、コントロールにも勝てるようにと色気を出した部分でよく負けた。どうせ不利なのでもっと割り切った構築にすれば良かった。
プレイした感想としては、ディミーアコントロールが強そうだと感じた。同じくコントロールであるイゼットが白単と並び人気がある。それもフィニッシャーがクリーチャーに寄るので、《船砕きの怪物》などを処理しやすい黒側に分があると思った。
が、もう2度とプレイしなさそうなフォーマットなので、クリア後にわざわざデッキを組んで挑む気にはなれない。また次の機会に。
⑨スタンダードBO3
1回目 イゼット天啓 5-0
10種競技
— kenta harane (@jspd_) 2021年12月30日
10個目:スタンダードBO3
イゼット天啓
1回目 5-0
クリア
緑単3回イゼット2回とマッチング。
このイベントに向けて無駄に調整してて、かなり自信あるのでおススメです。サイドボーディングも載せときます。(外人からよくDMで凸られるので英語です。) pic.twitter.com/sKuRDENHrd
イニストラードCS以降、明確に緑単が増え、白単が減った。メインボードの《燃えがら地獄》やサイドボードの《くすぶる卵》のような白単向けのメタカードを減らし、それぞれ《家の焼き払い》や《竜巻の召喚士》のような対緑単向けカードに置き換えている。
本番でも緑単と3度マッチングし、全勝した。あとは引き続きイゼットのミラーが多いので、そこにもぬかりなく。《否認》と《才能の試験》を分けているのは、自分の《才能の試験》が相手の《才能の試験》で抜かれてしまった際にカウンターが枯渇しないようにするため。ラダーで2度ほど発生したので、分けることにした。その後2度恩恵を受ける場面を確認できたため、引き続き採用している。
⑩『ストリクスヘイヴン:魔法学院』BO1・ターボドラフト
1回目 プリズマリタッチ緑 7-1
10種競技
— kenta harane (@jspd_) 2021年12月30日
9個目:ストリクスヘイヴンターボドラフト
1回目 プリズマリタッチ緑 7-1
クリア
全ての呪文が5マナ軽くなるという魔のフォーマット。1敗は2ターン目ヴェロマカス(白赤の学長)で無茶苦茶されてしまったw
あらゆるカードの価値観が変わるので、新鮮で楽しい。お祭り感ある。 pic.twitter.com/Tieop4npyC
異次元マジック。各カードの価値観が全く異なる。
《合格通知》はモックス・レインボー。《歯車の文書管理人》は1マナ4/5と規格外の生物。ストリクスヘイヴンではマナコストの大きな呪文が多いプリズマリがこのルールの恩恵を最も受けやすく、ほとんどミラーマッチしか発生しない。《否認》や《才能の試験》がプレイアブルとして飛び交う世界である。より完成度の高い「壊れたデッキ」を作り上げたものが勝ち抜ける。1度プレイしてお腹いっぱいになったので、識者で溢れた後の世界は体験していない。
楽しい企画だった。何もイベントがない時期を楽しませてくれた。素直に称賛。是非またやってほしい。決勝のキューブドラフトも非常に楽しみ。
10種を踏破するのに全14回挑戦した。おそらく比較的少ない方。全て一発クリアした猛者がいるか気になるところ。