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続きそうだったらなんか考える

十種競技(デカスロン)

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年末イベントとして開催された十種競技、またの名をデカスロン
様々なフォーマットに触れ考える機会となり、非常にエンジョイできた。

 

①アルケミーBO1

1回目 アゾリウスコントロール 7-0

アルケミーでの思考については以前記事にしたので、そちらを参照。

 

②『イニストラード:真夜中の狩り』3パック+『イニストラード:真紅の契り』3パック混合BO1シールド

1回目 6-3(白赤1-0 → 黒赤5-3)

2回目 7-1(青黒)

未知のフォーマットだが、セットを跨いだ意外なシナジーがあったりして面白かった。今回のような計画されたものだけでなく、カオスドラフト or カオスシールドのようなフォーマットは定期的に開催してほしいなと思った。

 

③『イニストラード:真紅の契り』BO3ドラフト

1回目 5-0(青黒1-0 → 白黒4-0)

このセットは相当やり込んだ。記憶も新しく、戦略も固まっている。基本は白黒と青黒が強いので、ここに積極的に向かう。無理そうな時は流れの良いものを順当にこなし、運良く勝つことを願う。今回は環境最強の見解を持っている白黒を運良くドラフトでき、ボムレアのおまけ付きと言うことなし。
相手も強いデッキが多く思いのほか苦戦したが、なんとかクリア。

 

④新規プレイヤーデッキBO1

1回目 7-1(白緑5-1 + 青緑2-0)

デッキ内にパワーカードが少ないので、ゲームが長期化しやすい。マナフラッド受けの多いデッキが良い。青緑と何度もマッチングし、強いと感じたので途中で乗り換えた。他には青黒か青赤か、とにかくドローソースのあるデッキが良いと思う。

 

⑤『ゼンディカーの夜明け』BO1・Botドラフト

1回目 白黒 2-2

2回目 青緑 0-3

3回目 黒赤 7-0

沼った。当時から苦手な環境だったのでとても苦労した。結果的には当時から唯一勝てていた黒赤をドラフトし、7-0した。《グロータグの虫捕り》《探検隊の勇者》らを《隠然たる襲撃》で押し込むビートダウン戦略が勝ちやすい。本当は白黒クレリックが強く、できればやりたいが、人気が高く難しい。今回のbotドラフトのAI評価も高かった。それでもいざできた時は強い。暇なのでクリア後にもう1度参加しプレイした際は白黒で7-1した。

 

⑥ヒストリックの職工

1回目 赤単バーン 7-2

このイベントのために練り込んだ赤単バーンでクリア。始めはイゼットで考えていたが、マナベースが弱く、タップインが一々つらい。単色で強いデッキが作れればそれが一番良いと思い模索したところ、赤単にも《表現の反復》が3種もあることがわかった。(盛り)
流石に質は劣るが、アドバンテージ力の高いデッキが組めた。得たアドバンテージをわかりやすく勝ち筋に変換できる。

 

⑦ヒストリックBO1

1回目 黒単パラドックス 7-1

ディミーアパクトをずっと調整していた(40ゲームプレイした)が、直前に見つけたデッキが面白過ぎて急遽乗り換え。楽しいデッキだった。

あらゆるデッキが混在する魔境なので、どんなデッキでも勝ち得るし、負け得る。弱いデッキを使わなければ何でもいいと思う。昔のモダンみたい。ただし、このデッキは決してベストデッキではない。楽しいだけ。

 

⑧アルケミー・シングルトンBO1

1回目 オルゾフミッドレンジ 4-3

2回目 オルゾフミッドレンジ 7-2

前週に同フォーマットでイベントを開催していた。30ゲームをこなし、半分を白単とマッチング。白単が最もデッキが強そうだったが、ミラー(しかもシングルトン)はやりたくなかったので、極端にメタったデッキを使用した。本番では全16回戦で5度マッチングし、全勝。

アグロ全般に勝てるように作ったつもりだったが、コントロールにも勝てるようにと色気を出した部分でよく負けた。どうせ不利なのでもっと割り切った構築にすれば良かった。

プレイした感想としては、ディミーアコントロールが強そうだと感じた。同じくコントロールであるイゼットが白単と並び人気がある。それもフィニッシャーがクリーチャーに寄るので、《船砕きの怪物》などを処理しやすい黒側に分があると思った。

が、もう2度とプレイしなさそうなフォーマットなので、クリア後にわざわざデッキを組んで挑む気にはなれない。また次の機会に。

 

⑨スタンダードBO3

1回目 イゼット天啓 5-0

イニストラードCS以降、明確に緑単が増え、白単が減った。メインボードの《燃えがら地獄》やサイドボードの《くすぶる卵》のような白単向けのメタカードを減らし、それぞれ《家の焼き払い》や《竜巻の召喚士》のような対緑単向けカードに置き換えている。

本番でも緑単と3度マッチングし、全勝した。あとは引き続きイゼットのミラーが多いので、そこにもぬかりなく。《否認》と《才能の試験》を分けているのは、自分の《才能の試験》が相手の《才能の試験》で抜かれてしまった際にカウンターが枯渇しないようにするため。ラダーで2度ほど発生したので、分けることにした。その後2度恩恵を受ける場面を確認できたため、引き続き採用している。

 

⑩『ストリクスヘイヴン:魔法学院』BO1・ターボドラフト

1回目 プリズマリタッチ緑 7-1

異次元マジック。各カードの価値観が全く異なる。
《合格通知》はモックス・レインボー。《歯車の文書管理人》は1マナ4/5と規格外の生物。ストリクスヘイヴンではマナコストの大きな呪文が多いプリズマリがこのルールの恩恵を最も受けやすく、ほとんどミラーマッチしか発生しない。《否認》や《才能の試験》がプレイアブルとして飛び交う世界である。より完成度の高い「壊れたデッキ」を作り上げたものが勝ち抜ける。1度プレイしてお腹いっぱいになったので、識者で溢れた後の世界は体験していない。

 

 

 

楽しい企画だった。何もイベントがない時期を楽しませてくれた。素直に称賛。是非またやってほしい。決勝のキューブドラフトも非常に楽しみ。
10種を踏破するのに全14回挑戦した。おそらく比較的少ない方。全て一発クリアした猛者がいるか気になるところ。